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BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

切り出し

2013年7月14日

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「ハンドメイド講座その2」なんだな(笑)

 

切り出しナイフを研ぎ、型紙をあてて罫書いたラインをなぞってバルサ材を切り出す。
0.1mmの極細水性マジックを使い出来るだけオンラインで切る。
誤差の許容範囲はアウト側にライン一本分だ。
ワイヤーをセットし、ウエイトを仕込み、正確に左右を貼り合わせる。
使用するバルサ材は50mmミノーなら3~4mm、70mmミノーは4~5mm厚。
ボディーシェイプによって使い分けるが、削り込んでいった時に元々のフラットな切削面が残らないように全体を曲面で包み込むことが出来る厚さを選ぶ。
ほとんどフラットに見えても、ごく僅かな曲面で構成する。
完全にフラットな面はセルロースにディッピングを繰り返すとかえって窪んでしまうのと、人工的なラインは手作りにはそぐわないと僕は考えているからだ。

 

貼り合わせた後はナイフで削る。
ギンギンに研いだ刃物で木を削る快感は何とも言えないものがある。
最初はザクザクと、最終局面では鰹節のように薄く向こうが透けて見えるバルサの木くずが、フワッと剥離してゆくように削られる様子はエクスタシーすら感じる(笑)
最後に280番程度のサンドペーパーでシェイプを整える。
その時に、罫書いたラインが活きてくる。
ボディーの外周にぐるりとマジックのラインが残っていることが重要。
削りすぎたところはラインが薄く、削り足りないと濃く残る。
残ったラインの濃淡で精度を担保するのだ。
ハンドメイドの教則の中には、貼り合わせ面全体を黒く着色せよ、と書いてあるものがあるが、一個だけ作るなら精度など関係ないので問題ないが、複数作る場合はこの方法は全くナンセンスだ。

 

手仕事の精度を担保するのは道具と方法論だ。
まず、ホームセンターで売っているような安物ではないきちんとした刃物を、髭が剃れるくらいに研ぎ上げることが出来るようになること。
カッターなんか刃がぐらついて精度なんか出るはずがない。
ラインをきっちり合わせて2Dの精度を確保し、正確に削って3Dでの精度を高める。
それでも誤差は残る。
バルサの比重の違いを除けば、「個体差」として許されるのは、その程度の差異までだろうと僕は考えている。

 

カテゴリー:ルアーメイキング