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器用

2013年6月21日

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ラケットストラップらしい(笑)

 

世の中には器用な人といわれる人物がいる。
僕は器用貧乏を公言してはばからないが、それは、なんでもそこそこソツなくこなすが、それでもって認められるなんて事はほとんど無い自分の不器用な生き方を自嘲気味に言っているのであって、決して本当の意味で「器用」などとは思っていない。
たまたまルアーメイキングに関しては、松本師匠に巡り会えたことや、一時期身体を壊して他にやることが無くてルアーばかり作っていられたこと(甲斐性のある嫁ちゃんのおかげです)、そこに3歳からたしなんでいた釣りのスキルや元来の美術好きが偶然うまく重なって、なんとかいっぱしの職人になれたのだと思っている。

 

「0.13mmくらいのナイロン糸ないん?」と息子が仕事場に聞きに来るので「ガットに使うんか?」と聞き返すと、そうだという。
はじき出した数値によると0.13mmらしい(笑)
ちょうど3~4LBの太さに相当するからいっぱい持ってるので太さ違いで2巻ほどくれてやる。

 

写真のテニスラケットのミニチュアは、最初は自分用に作って携帯ストラップにしていたところ、けっこう欲しいとの反響があり、今シコシコ作っているそうな。
フレームの素材は僕がミノーのリップに使っているFRPからニッパーで切り出し、ヤスリで研磨し、なんと3層構造になっていて、ストリングス(ガット)はゴーセンにあらずバリバス(笑)
(テニス用ガットの老舗は釣り糸でも有名なゴーセン)

 

ラケットの形状は、YONEX、Wilson、Babolar、prince、HEADと、メーカーごとに幾つかの仕様があり、ガットの糸どうしの間隔もメーカーによってセンターが密で周辺が粗くなるというような小細工までしてあり、なにより本物と同じ張り方でガットを張ってあるのだ。
サンドイッチされた真ん中のコアに縦横から手回しの精密ビット(ドリル)で穴を空け、(ガット保護のグロメットこそ無いが...)実物と同じ手順で張り上げて行く。

 

はっきり言って僕には到底まねの出来ない芸当だ(笑)
いやマジで、僕は自分の手先が器用だなんて思ったことは一度もないが、松本師匠とうちの長男坊だけは、心底器用だなーと感心する。
本人に言わせると丁寧なだけだと言うが、たまにルアーの目玉とかを作ってもらうと、僕がやると並びがまちまちになるし、2.5mmの中に1.5mmの瞳を二重貼りするとたいてい微妙にずれる(ずれを利用して生命感を出したりもできるけど)が、彼がやるとビシッとセンターに来て、シートの上にマシーンでポッティングしたように整然と並ぶ様子は圧巻だ。

 

だけど、彼は釣りには興味がないのだ(汗)
テニスがとっても好きらしい(笑)
手仕事をすれば、どんな分野でも良い職人になると思うけどなー。

 

ともあれ、ラケットストラップの完成まで、いましばらく見守ってやって下さい。
(フェイスブックには経過を掲載中、ショップのブログにも載せるよう言っときます)
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