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BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

今期初渓流

2013年7月 3日

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ルアーを作ることを生業とし、しかも渓流用ミノーがメイン商材でありながら、今期初の渓流釣りってどうゆーこっちゃねん!と多方面から突っ込まれておりますが、まぁまぁご静粛に(笑)

 

ルアーの開発というものは現場100回と申しますか、釣りに行くたび新たな発見があるもので、これで満足などということはありません。
じゃぁ、釣りに行かなければルアーの開発はできないのか?と言いますと、これは明確に「否」であります。
なぜならば、いかに多くの回数渓流釣りに出かけようとも、目の前でおこった一部始終をルアーの形状や内部構造に直結して考える思考回路がなければ、あるいは、微妙なルアー操作のバリエーションで生まれる魚達の反応の違いを、偶然の結果としてではなく、自分がルアーに与えた操作の帰結として見分けられるだけのスキルが伴わなければ、ルアーの性能として落とし込むことが不可能であるからである。

 

あのときの魚の一瞬の反応を、頭の中にイメージとしてストレージし、折に触れ引っ張り出しては取捨選択し、形やスペックの要求要素として落とし込んで行く。
この一連の作業こそがルアー開発には必要なのであり、またそれを実現できた時が最もカタルシスを感じる瞬間なのである。

 

だけど近頃僕はそんな「釣らんかな」という生臭い気持ちがすっかり失せている自分をはっきりと意識している。
今日は、渓流釣りを初めて経験する人を案内したのだが、美しい流れと、他愛ない会話と、時々釣れる小さなアマゴだけでもう満腹だ(笑)
他にいったい何が必要なんだと何度も自分に問い返す。
体力が衰えようと、五十肩で得意のバックハンドキャストの精度が落ちようと、今の僕には大した問題ではない。
細く長く、いつまでも渓流釣りが楽しめるように、基礎体力だけはキープしようと、ただそれだけを願うのだった。

 

高速道路では前方が見えないほどの雨に見舞われたが、それも夕方にはあがり、いつものおだやかな夕暮れがひときわ美しかった。

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カテゴリー:fishing