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2015年1月30日
前から順に、RX50MDS SA50RS TX50RSS強化ボディーバージョン
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横浜と大阪のフィッシングショーは年に一度の大イベントなのですが、今までうだつの上がらないビルダー稼業一本槍だった僕にはまったく縁もゆかりもない世界でした。
しかし今年は問屋さんのご好意でブースの一角を割いてもらい、1メーカーとして細々とではありますが展示させて頂いております。
業界全体から見れば取るに足らない小さなコーナーではありますが、大メーカーも一目置くデザインと性能の商品群が密かに増殖中です。
相変わらず孤軍奮闘の弱小メーカーではありますが、インジェクション製品の基準を塗り替えるべく努力中ですので、フィッシングショーにお越しの際にはチラリと一瞥をくれてやって下さい。
昨年リリース致しましたTX50RSSとSA50RSは、おかげさまで思いも寄らぬほどのご支持をいただきまして大変感謝しております。
しかし、この2つのモデルは小手試し、序章に過ぎません。
2015年は更に一歩踏み込んだモデルを順次発売して参ります。
まずはRX50MDS(3.3g シンキング)とRX50RS(3.5gシンキング)を2月中にリリース致します。
ついにインジェクション化されたレイチューンの十八番であるミディアムダイバーがRX50MDSです。
バルサ製MDの能力をご存知の方には今更説明の必要もございませんが、ミディアムであるところの最大の利点は、ロッドの角度やリーリング操作によって、表層から1mプラスのレンジまで泳層を自由にコントロールできる上に、ノーマルリップのミノーと同様、軽い抵抗を感じ取りながら積極的なトゥイッチング操作が可能であるところです。
インジェクションでこれをやろうとすると、重心位置やボディー比重の関係でなかなかうまくバランスしないのですが、弊社自慢の超高比重タングステンウエイトと経験から導かれたボディー設計がこれを可能にしています。
すなはち、流芯をまたぐような場面でもしっかりと泳層をキープし、尚かつ積極的な操作を受容して、まさにここぞというターンの瞬間まで、ノーマルリップミノーより一枚下のレンジでルアーをアピールさせる事が可能です。
渓流ミノーの勢力地図を一気に塗り替えるポテンシャルを備えています。
RX50RSの解説は次回に譲るとして、TX50RSSとSA50RSのバージョンアップのお知らせです。
2015年モデルは、限界性能を探る為にギリギリの設計を施していたボディーを、より耐久性寄りに振ったモディファイを行いました。
写真でも少しお分かりいただけると思いますが、ほとんど性能低下することなく、リップ強度とワイヤー硬度を上げることに成功しましたので、より一層アグレッシブにお使いいただけるようになりました。
今後ともユーザーの声を反映し、より良い製品にする為にはコストが掛かろうと努力を惜しまない所存です。
また、今年はインジェクションのみならず、バルサ製品も新型を投入予定ですので楽しみにお待ち下さい。
尚、大阪フィッシングショーには上原が参る予定にしております。
ハンドメイドに関するご質問にもどんどんお答えしたいと思っています。
それではフィッシングショーで2015レイチューンをご覧下さい。