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2015年2月 8日
2015 TX50RSS 設計図
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早くも改良版を投入する気合い満点の(笑)レイチューン2015年第1段のTX50RSS は、各部を大幅にブラッシュアップして完成度を高めました。
シンキングミノーの性能限界を突破する目的で設計したこのミノーは、4.5gというウエイトを達成しながら3g台前半の製品と同等か、あるいはそれらを上回る運動性能を獲得しています。
もはや一部のバルサ製品と互角と言って良いと自負しています。
それらを達成するために、これよりウエイトを足しても引いても成立しないこのボディー専用のディメンションを与え、強度との駆け引きをしながらギリギリの設計で煮詰めてテストも繰り返して来ましたが、多くの人の手に渡り、様々なシチュエーションで使われるようになったおかげで、余裕のある部分、もう少し強度が欲しい部分が見えてきました。
2015モデルでは、本来なら金型の大幅な設計変更を余儀なくされるワイヤーの強度アップを、コストを度外視して特注品を作って達成した後に、上記のリップ下側リブ補強の金型設計変更を行った上で強度テストを繰り返し(リブ強化は金型を掘り下げる方向なので比較的イージー)、性能をほとんど犠牲にせずプロダクトとしての完成度を大幅に向上させる事が出来ました。
これもひとえに皆様のご支持ご愛顧のおかげと感謝いたしております。
また、2015モデルではSA50RSにも同様のワイヤー補強を施し、両アイテムとも、ピンクヤマメとGヤマメをラインナップから落とし、新たにホロアユ、アマゴ、赤ヤマメ、アカキンの4色を加えた全10色のカラーバリエーションで、早ければ今週中にも発売します。
早期の水温が2℃程度の渓では、やはり低めのレンジでやや遅めのアピールが有効でしょう。
そんな解禁直後の条件下では、フォールが比較的早く、グイグイと深めのレンジをトレースして素早くフィーディングゾーンに到達し、流れに弾かれる事なくレンジをキープしたまま、小さなアクションでも極めてビビッドな操作感覚を得られるTX50RSSこそ、並のディープダイバーよりむしろ有効と考えています。
発売日が決まりましたらカラーバリエーションその他の詳細をお知らせ致しますので、今少しだけお待ち下さい。
このサイトをご覧下さっている方限定情報ですが、この後ニューモデルRXシリーズ投入ということもありTXとSAは数はそんなに作っていませんので、TX50RSS、あるいはSA50RSの新型が必要な方はお早めにお求め下さい。
次の更新では、ニューモデル2機種に込められたそれぞれのコンセプトを語りたいと思います(笑)