ようこそゲスト様!会員の方はこちらからログインしてください。新規会員登録はこちらから。【300ポイント】プレゼント中!

HOME » BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

ミノーイング

2014年2月 3日

20140203_1978397.jpg

ミノーケースより

 

「ミノーで釣りをする」ということにこだわってやってきた僕であるが、決して他の釣り方を否定する気持ちはないんだなぁ。
時にはゴムのルアーも金属のルアーも使って、今も楽しく釣りをしている。
だけど、ある特定の魚種やシチュエーションによっては絶対にこの釣り方が楽しいよ、ってのはある。
盛期の渓流においては、僕は圧倒的にミノーイングが面白いと思うのだ。
水底からジェット機の様に飛んできて、ガツンとミノーを引ったくって行く様を目の当たりにしたり、ごうごうと流れる瀬の流心で高活性のトラウトを掛けてローリングと突っ込みをかわしてやりとりするのは何とも言えない興奮を伴う。
反面、極端な低水温や高水温でヘロヘロの渓魚のやる気のない反応を見ていると、こちらもあまりやる気が起こらない。
運悪く、そういう状況に当たってしまった場合には、僕ならミノーじゃなくスプーンやメタルジグを使う。

 

ミノーが他のルアーに対して圧倒的に優れているのはコントロール性だ。
小さくちょこちょこ、大きくダートと、人間の意志を最もダイレクトに反映させられるのは、バルサ製高性能ミノーをおいて他には無い。
単に釣る事が目的ならばミノーより効率の良い釣り方は他にもある。
ミノーを使うと言うことは、自分がルアーを操作した結果、魚がヒットしたという実感を得る為だと言い換えても良いはずだ。
CVTのヴィッツやマーチのファミリーカーで峠を攻めたところで、大アンダーステアに終始してコントロールできる範囲は10のうち1か2だ。
同じ車とはいえ、そもそもそういう目的では作られていないから仕方ない。
マニュアルミッションやDSGの足回りのしっかりしたスポーツカーの存在意義はまさにそのコントロールのレンジの広さにある。
ギアを巧みに操って駆動力を微妙に加減し、乗り心地という点ではお世辞にも良いとは言えない硬めのサスが、タイヤがスライドを初めてもまだコントロールの余地を残す。
渓流のミノーイングとは、例えて言えばレーシングスポーツ。
人を何人快適に乗せられる、みたいな、イージーさや釣果をうんぬんする釣りでは無いと思っている。
激流の中でもトウィッチをかけるマージンがある。
ファミリーカーじゃ足を踏み入れることができない領域。
そういう釣りだと僕は思っているのだ。
僕はいろんな釣りをやるけども、それぞれの釣りが一番楽しめるルアーを作りたいといつも考えている。

 

始動(やっとかい!)

2014年1月30日

20140203_1978394.jpg

STREAM ARMOR50S color:RED TROUT

 

いやはや、年末年始は毎年忙しいとは言え、今年ほどバタバタした年もない。
50歳を過ぎてまさか、連続不眠75時間の自己記録を打ち立てるとは夢にも思わなかった(笑)
1月がはや過ぎ去ろうとする今日になって、いろいろと更新する心の余裕が出来た。
今年こそはと祈念しながら、叶わぬ現実に少々辟易としているけれど、例によって今年も新製品ラッシュで攻めて参る所存でございます。
釣りに出かける頻度は少なくなった反面、単調な仕事のさなかに閃きを得る事も多く、まだまだ枯渇はしていないなと安心しております。
ストリームアーマーシリーズの拡充はもちろん、今までにないジャンルのミノー、ソルトウォータールアーも密かに進行中です。
本年もどうぞよろしくお付き合い下さい。
連絡事項
本年より、徳島県徳島市のプロショップ「ワイルドフィッシュ」さんと、久しぶりにお取引を再開させて頂くこととなりました。
僕がプロとして初めて商品を取り扱って頂いたショップさんであり、そこで得た友人、フィッシングスキル、いろんな知識が、現在の僕の代え難い礎となっています。
また一緒に四国に再デビューすることとなり、ちょっと面はゆい点もございますが、ふたたび四国のフィッシングシーンを盛り上げてゆけたら幸いと考えております。

 

https://www.wildfish.co.jp/

 

譲れないところ

2013年11月25日

20131125_1773318.jpg 20131125_1773317.jpg 20131125_1773316.jpg

STREAM ARMOR 58 S(4.3g)shinking

 

ストリームアーマーシリーズは、弊社では量産型に属するモデルなので、手抜きと言えば聞こえは悪いが、フルハンドメイドと比較すれば、作業をだいぶ簡略化している。
しかし、それでも自分が作る以上、どうしても譲れないポイントというのが幾つかあるものだ。

 

 ○ 目玉は自ら発光しているかのように見えるよう、樹脂の盛りとトップコーティングを調整する。
 ○ 背中はアピール系ソリッドカラー以外(リアル系)は、必ずマスキングを施す。
 ○ 塗料の粒状感が出ないよう、塗料の調整は極薄くして発色は回数で稼ぎ、透明感を出す。

 

これだけは譲れないのだ。
まぁ、他はちょっと手抜きしてますけどね(汗)
ただし、簡略化モデルといえども性能だけは妥協しない。
いつもトップパフォーマンスを狙っている(笑)

 

STREAM ARMOR 58S

2013年11月13日

20131113_1734521.jpg

STREAM ARMOR 58S sinking(4.3g) OLYMPUS E-M1 12-40mmPRO

 

前号「鱒の森」でフィーチャーしていただいて、すぐに在庫払底してしまっていたストリームアーマー58Sがやっと出来ました。
今週から順次リリースして参りますが、いつもどおり数に限りがありますのでお早めに入手して下さい。

 

あらためてこのミノーのコンセプトなどをかいつまんで書いてみます。
このくだりは何度か記事にも書いたと思いますが、起源は僕の大好きなヒラスズキ釣りとメッキアジ釣りのヒットシーンにあります。
海のルアーフィッシングでは、飛距離は絶対に欠かせない要素のひとつですが、僕のやっているウッド製品では比重や内部構造の制限から思うように飛距離が稼げません。
これをクリアーする手っ取り早い方法がリップのない形状にして空気抵抗を減らす、すなはちリップレスミノーの形態にすることです。
実際やってみると飛距離はまぁまぁ合格点、それよりも驚いたのはリップ付きミノーにも劣らない泳ぎの良さでした。
しかも力点支点の関係からなのか、トゥイッチ等の操作に対するレスポンスが非常に早い。
何匹もヒラスズキをヒットさせるうち、これを渓流サイズにダウンサイジングしたら...と、当然のごとく(笑)発想したわけです。

 

オフシーズンだったので最初の小さなリップレスミノーのテストはメッキアジ釣りでした。
想像以上に良く飛んで良く泳ぎ、おまけにめちゃめちゃ釣れる。
他のミノーとの比較でも、リップレスを選食するかのように圧倒的な釣果の差が出たのでした。
翌シーズン、次世代モデルを渓流に持ち込むと、やはり刮目すべき性能を発揮し、渓流ルアーフィッシングの組み立てを覆す能力のあるミノーだと確信しました。
以来15年、何度も世代交代を重ね、デザインも洗練度を増して到達したのが現行のストリームアーマーシリーズなのです。

 

飛行姿勢がまったく乱れない、ライナーで打ち抜けるジグミノー並みの飛距離。
低速からすぐに立ち上がり、2500番リールの最高速でも破綻しない遊泳能力。
着水直後のワンジャーク目から即座に反応するレスポンスと、小さい入力から最大ジャークまで追従するダート性能。
不得意があるとすれば、その場でチョコチョコ動かすようなワームフィッシング的な操作におけるコントロール性(これにはフェイズタイプ4がある)だけでしょう。
ST-36#12番フックが標準なので、本流のサツキマス釣りの切り札として使っている人も多くいます。
このミノーを前提にすれば、ロッド、ライン等の設計も、よりパワーのあるレギュラーテーパーショートロッドに変えることも可能でしょう(弊社REVOLVER532 BORONはストリームアーマー前提の設計です)
あまりの飛距離と操作レンジの広さから、ピンポイントアキュラシーとミノーの反応に合わせた操作が可能なエキスパートに評価が高く、ビギナーにはやや性能を引き出し切れない場面があるとも言えますが、レイチューンが生み出した渓流のフォーミュラマシンとも呼ぶべきストリームアーマーシリーズ、自信を持ってお勧めします。

 

尚、全長は58mmですがカップの突出部分を含んだ数値ですので、ボリュームは50mmミノーと同等です。
従前のストリームアーマーⅢ50Sも、早くも新型となって来月リリースです。
こいつも凄いです。楽しみにしていて下さい。

 

マルチアングラーの勧め

2013年10月24日

20131024_1674285.jpg

CONTAX RX2 Distagon25mm/f2.8 怪しいオッサン達とバス釣り中(笑)

 

 今年の渓流シーズンも終わったなぁ...
と、淋しがっておられる諸兄には申し訳ないが、わたくし、既に次の釣りのことで頭はいっぱいでございます(笑)

 

やはり今年も片手程度の回数しか渓流釣りには行けず、そんな愚痴をこぼすと「開発やテストはどうされてるんですか?」と心配して下さる方もおられますが、心配ご無用(笑)
僕は何でも屋のマルチアングラーなので、ルアーのアイディアが浮かぶのも、そのカテゴリー以外の釣りをやっている時の方が実は多いくらいで、検証もほとんど他のフィールドで事足りているのです。

 

渓流ミノーイングと青物釣り
ヒラスズキ釣りとメバル釣り
一見あんまり関係ないように思われるでしょう?
でもこれらは、僕の中では「完全に一致」なんですね(笑)
ジギングやっててミノーのアイディアが閃いたり、ワームでメバル釣っててヒラスズキミノーのアクションが浮かぶことは良くあることです。
同様に、メッキアジが好きなルアーの動かし方が渓流でも有効だったり、バス釣りの「動かさない」テクニックだって渓流に使えます。
この様に、釣りのメソッドさえも色んな釣りから縦横にヒントを得ることが出来ます。
だから、釣りが上手になりたければ、様々な釣りにチャレンジすることが近道であると僕は思います。

 

僕の仕事、ルアービルディングという分野に限って言えば、マルチアングラーであることは必須の要件として求められるのではないでしょうか?
ルアーを選ぶ時、その設計者やビルダーに尋ねる機会がもしあるならば、釣りの経験を尋ねてみると良いと思います。
恐らくパフォーマンスとフィッシングスキルは比例関係にあると思われます。
ルアーの外観は、また違った感性やスキルが必要ですけどね(笑)

 

‹ 前へ 2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12