ようこそゲスト様!会員の方はこちらからログインしてください。新規会員登録はこちらから。【300ポイント】プレゼント中!

HOME » BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

BLOG - Sunset & Fishing 夕日好きのプロルアービルダー

リップ磨き

2013年6月27日

20130627_1333283.jpg

 

 多くのハンドメイドルアービルダーにとって最も嫌な仕事のひとつが、リップ磨きだろう。
リップとは、ミノー(小魚を模したルアー)のアゴ下に取り付け、水中を引くとその抵抗によって左右への往復運動を起振させるための小さな板である。
ハンドメイド品の場合、透明度や強度を求めると、素材の選択は限られてくる。
折れにくさを求めれば、近頃主流化しつつあるFRPの薄板。
美しさを求めればポリカーボネート薄板となる。
僕は量産品には(どこが量産やねん、と多方面から突っ込まれてはいるが...)FRP。
フルハンドメイドにはポリカを使用している。

 

FRPは硬いのでジャリジャリ削れて作業も楽ちんだが、ポリカはくせものだ(笑)
●まず、大きなハサミ、糸鋸旋盤、あるいは小型丸鋸等でラインより僅かに大きめにカットする。
●次に電動ルーターの先にドラム状の回転式紙ヤスリをセットして、大まかに研磨。
●次に320番のサンドペーパーで綺麗に研磨。
●600~800番のペーパーでめちゃ綺麗に研磨。
●1200~1500番のペーパーでめちゃめちゃ綺麗に研磨。
●最後に回転バフにポリッシャーペーストを付けてピッカピカに鏡面研磨。
で、出来上がり。

 

以前、一日に50個作ったら、お茶碗も持てなくなりました。
次の日は肩こりで一日中頭痛が残るほどキツイ。
左手の親指と人差し指で、小さなリップをペーパーでギュッギュと磨いても逃げないようにギーッと掴み、右手で人差し指でペーパーを強くあて、各段階で何十往復もごしごし磨かないと綺麗にならない。
指先などは凹んだまましばらく戻らず、握力は喪失する。
あーやだやだ。
時間給に換算すると、一個いくらだ?
まぁ、好きでやってんだから仕方ないけどね(苦笑)

 

器用

2013年6月21日

20130621_1310167.jpg 20130621_1310149.jpg

ラケットストラップらしい(笑)

 

世の中には器用な人といわれる人物がいる。
僕は器用貧乏を公言してはばからないが、それは、なんでもそこそこソツなくこなすが、それでもって認められるなんて事はほとんど無い自分の不器用な生き方を自嘲気味に言っているのであって、決して本当の意味で「器用」などとは思っていない。
たまたまルアーメイキングに関しては、松本師匠に巡り会えたことや、一時期身体を壊して他にやることが無くてルアーばかり作っていられたこと(甲斐性のある嫁ちゃんのおかげです)、そこに3歳からたしなんでいた釣りのスキルや元来の美術好きが偶然うまく重なって、なんとかいっぱしの職人になれたのだと思っている。

 

「0.13mmくらいのナイロン糸ないん?」と息子が仕事場に聞きに来るので「ガットに使うんか?」と聞き返すと、そうだという。
はじき出した数値によると0.13mmらしい(笑)
ちょうど3~4LBの太さに相当するからいっぱい持ってるので太さ違いで2巻ほどくれてやる。

 

写真のテニスラケットのミニチュアは、最初は自分用に作って携帯ストラップにしていたところ、けっこう欲しいとの反響があり、今シコシコ作っているそうな。
フレームの素材は僕がミノーのリップに使っているFRPからニッパーで切り出し、ヤスリで研磨し、なんと3層構造になっていて、ストリングス(ガット)はゴーセンにあらずバリバス(笑)
(テニス用ガットの老舗は釣り糸でも有名なゴーセン)

 

ラケットの形状は、YONEX、Wilson、Babolar、prince、HEADと、メーカーごとに幾つかの仕様があり、ガットの糸どうしの間隔もメーカーによってセンターが密で周辺が粗くなるというような小細工までしてあり、なにより本物と同じ張り方でガットを張ってあるのだ。
サンドイッチされた真ん中のコアに縦横から手回しの精密ビット(ドリル)で穴を空け、(ガット保護のグロメットこそ無いが...)実物と同じ手順で張り上げて行く。

 

はっきり言って僕には到底まねの出来ない芸当だ(笑)
いやマジで、僕は自分の手先が器用だなんて思ったことは一度もないが、松本師匠とうちの長男坊だけは、心底器用だなーと感心する。
本人に言わせると丁寧なだけだと言うが、たまにルアーの目玉とかを作ってもらうと、僕がやると並びがまちまちになるし、2.5mmの中に1.5mmの瞳を二重貼りするとたいてい微妙にずれる(ずれを利用して生命感を出したりもできるけど)が、彼がやるとビシッとセンターに来て、シートの上にマシーンでポッティングしたように整然と並ぶ様子は圧巻だ。

 

だけど、彼は釣りには興味がないのだ(汗)
テニスがとっても好きらしい(笑)
手仕事をすれば、どんな分野でも良い職人になると思うけどなー。

 

ともあれ、ラケットストラップの完成まで、いましばらく見守ってやって下さい。
(フェイスブックには経過を掲載中、ショップのブログにも載せるよう言っときます)
ホーム - テニスステーション高松

 

梅雨の雨

2013年6月19日

20130619_1304695.jpg

携帯カメラ

 

♪「アィム シーンギンインザ レイーン、ジャス シーンギンインザ レーイン」♪
(ジーンケリーばりに 笑)
連日の農作業でございますが、本日は雨天にもかかわらず午前中は家族と田植えをして、午後からは我が愛機(笑)、ヤンマー赤トラに跨ってシロかきやりました。
ジーンケリーのように雨の中で歌ったというのはウソですが、梅雨の雨に濡れながら(まぁ今日はさすがにカッパ着てますけど)何かをするのはまんざらでもないんです。

 

暑くもなく寒くもないが、ひたすらに降り続く雨。
葉は雨に濡れて蒼く、生き物たちは活き活きとしている、そんな日本独特の季節。
その風情が心地よいのもまんざらでもない理由ではありますが、どういうわけか僕の梅雨にまつわる記憶は愛おしいものオンパレードなのです。
思い返せば、バイクの免許試験に合格した日も梅雨の雨だったし、バスケの遠征試合でコテンパンに負けたけど相手メンバーと仲良くなれた日も梅雨の雨だった。
恋は何故かいつも梅雨に始まって、忘れがたい綺麗なアマゴが釣れるのもたいてい梅雨の雨の日だ。
愛おしい記憶が積み重なって、いつしか「梅雨→なんか好き」というショートカットが出来てしまったのだろう。

 

田植えが終わって雨があがったら、今年初の渓流釣りに出かけよう(笑)

 

Automatic

2013年6月17日

20130617_1298141.jpg

CONTAX TVS DIGITAL

 

はー、しんどかったぞー。
今日は午後から日没後まで野良仕事やったー。
軽い熱中症なのか、ちょいと頭痛がするけど、ポカリがぶがぶ飲みもってやったけん大丈夫だろ。

 

3時間くらい、燃える男の赤いトラクターを運転した後に、我が愛車(去年中古で購入)レガシィランカスターに乗りますと、V8エンジン搭載か?ってくらい滑らかに感じますねぇ(笑)
僕は何ていうのか、カッチリした製品が好きで、ドイツの小型車なんかを好んで乗ってきたけど、そうとう気に入ってた前車フォルクスワーゲンパサートワゴンにも1つだけ足りないところがあって、それは車高なんですな。
腹を擦ってしまえば四駆だってまったく役立たずですがな...(泣)
で、小遣い銭で買えるくらい安くて、そこそこ速くて、出来れば久しぶりにマニュアルに乗りたいし、そんでもって車高高のくるまっちゃ、これしか無かったんだもんね(笑)
ところがぎっちょん、こいつにはなんと副変速機が付いていて、これがクロカンのローレンジほどローギヤードではないからめっぽう使えて面白い。
昔乗ってたビートル以来の2.5Lフラットフォーエンジンも、硬質な官能性ではドイツの水平対向に及ぶべくもないが、燃焼の良い回転域のトルクフルでスムーズな回り方はインラインフォーとは全く違う味わいがある。
クラッチが滑り始めたので、交換ついでにブッシュ、マウント類、フロントストラット、ステアリングラック、タイロットエンド、ボールジョイント、リヤスタビ、タイやなんかを交換して絶好調で帰ってきた。
乗っててとてもおもしろい!
クラッチ繋いでシフトアップダウンするだけでおもしろい(笑)
オートマなんてなんも楽しくないしイライラする。

 

僕の仕事も、製品に求められるキーポイントは実は同じなんです。
便利、安楽、燃費が良い、僕はそんな車に乗りたいとも思わない。
不便でも燃費が悪くても手が掛かっても、キュートで面白くて乗ってて楽しけりゃイッツオーライ。
だから僕は、釣れるルアーなんて作ろうなんて思わない。
キュートで格好良くて、何より使うと操作性に優れてて楽しいのを作るのだ。

 

今日、平成25年6月17日のsunsetは野良仕事の合間に、我が愛機CONTAX TVS DIGITAL(10年落ちですがなにか...笑)絞り優先モードで絞り解放、露出補正マイナス0.7、WBは晴天、フォーカスは無限遠で撮りました。
センサーこそ前時代の遺物ですが、格好良さと、ツァイスTスターレンズと、操作する楽しさという点で、僕にとっていまだこれより魅力的なコンデジは無いのだ。
automaticクソクラエ(笑)

 

うなぎ

2013年6月16日

20130616_1294413.jpg 20130616_1294414.jpg

うなぎ大川 三木町池戸 Tel 0878-98-9047

 

関西風の蒲焼きは、裂いて蒸さずに白焼きにし、最後にタレを塗ってもう一度焼く。
皮はパリパリと香ばしく、しっかりとした歯ごたえが残ってこたえられない旨さだ。

 

溜め池だらけの土地に生まれたせいもあって、子供の頃から遊びといえば魚獲り。
なかでも鰻釣りは夏のメインイベントだった。
池沿いの水田の畦にはいつも伝馬船が係留してあって、夕方になると爺さんと50本ほどの針にミミズを刺した延縄を2流しほど仕掛けに行くのだ。
あるいは、裏の竹藪から切ってきた竿に大工の水糸を結わえ、うなぎ針を直結してミミズを刺して畦に竿を突き立てて置く。
延縄だと、良い日には20本。竿でも2日に一匹は掛かっていたものだ。
錐でまな板に目打ちをし、頭付きのまま腹開きにして七輪で焼く。
僕は大人になるまでこれ以外のうなぎを食ったことがなかった。

 

あるときスーパーで大振りで旨そうなうなぎが1,500円くらいで売られていて、釣ったうなぎ以外の奴を初めて食うことになるのだが、これには参った。
ひと口頬ばってすぐに吐き出した。
「なんじゃこれは!」
それ以来うなぎは買わないことにしている、うなぎ大川以外では...。

 

この店は、実は親戚が経営に絡んでいて、うなぎの稚魚採取の鑑札を持っている親戚のおじさんが獲ってきたシラス鰻を、店舗の裏に併設の養鰻池で数年間掛けて天然と同じような条件下で飼育して、丁度良い大きさに育った奴を捌いて焼いて売っているのだ。
だからここの鰻に関しては、僕が子供の頃から食べてきた鰻そのものの味で、毎年夏の短い営業期間を楽しみにしているのだ。

 

自分でシラスを獲ってくるので仕入れ価格の高騰とかはあまり関係なく、おじさん自身が馴染んだ味を残したくてやっているような商売だから、宣伝する必要もないのだけど、「昔の鰻の味をもう一度...」と思っている人は是非試されると良いと思う。
あー、旨かった(笑)

 

‹ 前へ 5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15